症例紹介⑤ 自律神経疾患
自律神経疾患はいろいろありますので、今回で全部お伝えできないので、分割してお話をします。
今回は自律神経と痛みの関係についてです。
自律神経は身体の色んな調整をしている神経で、交感神経と副交感神経があり、この二つのバランスが崩れて症状が現れてしまう状態を自律神経疾患といいます。
これは広範囲の疾患名称です。
自律神経の交感神経は身体を興奮させ、副交感神経は落ち着かせる神経となっています。
身体が興奮しているとアドレナリン等が分泌されていて、痛みが弱く感じられます。
興奮が収まるとアドレナリン分泌が治まってくると痛みを感じるようになってきます。
痛みが出ないように興奮しっぱなしがいいのではないか?という考えになりそうですが、興奮しっぱなしでは身体を回復しにくい状態にあるため、興奮後には安静状態に戻し回復させる必要があります。
これが交感神経と副交感神経のバランス調整の一部になります。
痛みを改善するには痛みの部分や原因を回復させる事が必要になりますが、日常的ストレスや過度な運動によって交感神経→副交感神経のバランス調整が上手く働かない事で筋の緊張が残り、筋損傷へ移行すると痛みが現れてきます。
その為、運動後や仕事後等身体に疲れ生じている時にストレッチやマッサージ等のケアが必要になってきます。
それでも治らない場合も痛み等の症状となってしまいますが、当院では身体調整というメニュー内にあるオステオパシーの手技の一つのオシレーションで自律神経のバランス調整を行っています。
病態
様々な症状で、原因が明確ではない。疲れの延長のような感じ
原因
慢性的ストレス。季節や気温の変化・仕事の疲れ等
施術
・オステオパシー(オシレーション、調整)
施術に加えてストレス軽減を提案させていただきます。その為患者さんの生活スタイルなど聴かせていただきます。